Crystar Six、Crystar 15、Sister six スプリングカメラ~時代を超えて(4)

懲りずに蛇腹カメラについての連続投稿
思いの外てこずってます(^^;
北村写真機店を訪問する事で分からなかったモヤモヤも晴れていよいよ撮影スタート!
と行きたいところでしたが問題が発覚。

シャッターがチェージされない(コッキングされない)回避法として
セルフタイマーを使うとチャージされるのでその作戦で行くつもりでした。
セルフタイマーと連動させると確かにシャッターはチャージされその後タイマー終了で無事切られるのですがそもそもシャッター速度が正しくない感じがします。
B(バルブ)~1/200秒の範囲でシャッターが切れる機種ですがこの方法で正しく切れるシャッタースピードはB(バルブ)だけのようです。
1秒シャッターに関しては調子が良い時は正しく1秒で切れてる感じがします、調子が悪い時はシャッターが何かに引っ掛かり開いたままで停止してしまいます。
その他は全て同じ速度(高速)1/200秒で切られてしまいます。
やはりシャッター機構に問題がありで修理は必須のようです。

そしてもう一つ
距離計(ピント)と思われるものに関して
右周りには硬くて回らなかったものがキタムラさん訪問で左には回る事が判明した訳ですがそもそもこれって本当にピントなのかな?
右にはずっと回るので勇気をだして回し続けました。
するとレンズの前玉が取れました。
単にレンズがねじ込まれていただけのような気がして来ました。
ではではピントはどこで調整するのか?それともピントと言う概念がないのか?

前玉が取れそこから細いシャフト?のようなものが2本ポロリと落ちて来た(^^;
果たしてこれは何?なんか折れた?(@@)

2020/07/15追記
( ..)φメモメモ
スプリングカメラでは、ピント合わせのためにレンズ全体を前後させるのではなく前玉だけを回転させるタイプのものが多い
この場合は距離計を連動させることがより難しいため,非連動距離計を備えているカメラが多いとの事。

そんなこんなで途方に暮れてるとその晩ヤフーオークションで同じ機種が出品されてるのを見つけました。
商品説明ではシャッターはしっかり切れると言う事なので迷わずポチリ
これで同機種が2台。

なるど新たに入手したカメラはシャッターがカチッと言う音と共にしっかりチャージされます。
それに対しオリジナルカメラはシャッターが引っ掛かる気配すらない。
本体を前後に揺らすとカラカラ音がする何か部品が落ちてるようです。。。。
シャッターチャージされない原因はこのカラカラにありそうです。

オリジナルの機種は残し、活かしつつ
分解のお勉強、部品取りで使う予定です。

Crystar Six、Crystar 15、Sister six スプリングカメラ~時代を超えて(3)

今日はスプリングカメラの修理、操作方法を知りたくて新宿に新規OPENした
北村写真機店へ行ってきました。

B1~6Fのビルでカフェ、ブックラウンジ、そしていつも通りのキタムラさん中古販売のフロアもあります。ありますといいますか他店と比べて遥かに超える充実したラインナップです。

まず一階の受付窓口で綺麗なお姉さんが笑顔で出迎えてくれました(^^;
かなり印象が良い!(^^;
「ちょっと古いカメラなんですが、修理と操作方法の相談をしたくて訪問しました」と伝えたところ
5Fの修理メンテナンスフロアに案内して頂きました。

あくまでの本日のミッションは、ビンテージカメラの修理と操作方法の相談
他の階が気になりますが取り急ぎ5階へ直行です。

タイミングが良かったのか待ち時間0で担当者が対応してくれました。
残念ながら綺麗なお姉さんでは無く男性です。。。。(^^;って嘘w
これがまた物凄く感じの良い店員さん、日本の多い苗字でTOP3に入るT橋さんでした。
T橋さんは事情をちょこっと説明しただけで全てご理解していただき親切丁寧に事細かくレクチャーして下さいました。

まずは、チャージできないシャッターの件

T橋さん(店員)
「確かにシャッターのチャージが出来ないですねぇ。。。。タイマーは動作してますねぇ」
「あれ?タイマーをセットした後ならシャッターのチャージが出来ました!」

とりあえずシャッターボタンを押してタイマースタート!ジぃジぃジぃジぃぃぃぃと音を立てながら数秒後にシャッターが切れます。
なるほどこの手があったか(^^;
かなり特殊な操作方法ではありますがこの技は使えそうです。
※しかしまだこれには落とし穴がありました。

次に固く動かないピント?(距離)の件

蛇腹カメラはとってもナイーブなので下手に力は入れられず困っていましたがT橋さん迷わずレンズの先をググっと一捻り
右には動かないけど左にはなんとか動きました!
そこからカメラ前方にあるfeetの文字とその次の絞りらしき数字の関係をご説明して頂きました。
どうやらこの2つの数値で被写界深度がざっくりわかるとの事でした。
※ここでもまた落とし穴がありました。

その後は雑談を含めフィルムの入れ方、使い方、注意事項などの説明を受け
結局今回は、取りあえず修理せずに使って見ると言う結論に達しました。

T橋さんとのやりとり記念撮影(^^;
T橋さんには大感謝ですありがとうございました(^^)/

帰りにちょこっと気になるフロアを訪問
中古取り扱いフロア
取り扱いの中古カメラは程度の良い、A,ABランクばかり。
豊富な品揃えに圧倒されます。


この勢いで野鳥用にCANON 7DmkⅡを購入しそうになったのですが、ちょっと店員さんの接客が。。。。。だったので購入まで至りませんでした。

帰りにお隣のビックカメラ(ビックロ)に立ち寄り120サイズのフィルムを購入しました。
5本入りパック購入の方がお買い得なんですが取りあえず単品でカラーのブローニーフィルム1,610円でお買い上げ!高いけど致し方ない(^^;

さぁいよいよ裏技を使いつつビンテージカメラでの撮影開始です!?
ワクワクしながらの帰宅するのでありました(^^;

Crystar Six、Crystar 15、Sister six スプリングカメラ~時代を超えて(2)

さぁ壊さない程度操作して見ます(^^;

上から見たところです左側にフィルの巻きあげ、その隣にあるボタンを押すとレンズが飛び出す仕組みになってました。
右のボタンはシャッターですね。
Crystarのロゴがいかしてます。

蛇腹レンズが飛び出したところの写真です。
70年近く使われていなかった割にはとっても綺麗です。
蛇腹も切れて破損してるところなどは見当たらない。
ビンテージカメラもかっちょええなぁはまりそうです(^^;

正面にはレンズの詳細が書かれています

改めて機種は、
Crystar Six
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C-Master c Anastigmat 75mm f/3.5 no.152813
in Crystar Optical Co shutter (B, 1-200)
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であることがわかる。

レンズは若干白く曇ってますが年代の割には綺麗。
右下に見える赤い丸のレバーはシャッタータイマーのようだ。

奥から絞りf3.5~f22、次はシャッタースピードB(バルブ)~200、右奥にある赤い突起物はなんじゃろ?
そして次の4~22の数字もわからない、一番手前はfeetの文字が見えるのでピント距離だと思われる。

絞りを確認します

シャッターを確認します
シャッター速度の変更はOK
シャッターを切るためにレバーをスライドさせてみたが止まらない(コッキングされない)
これは壊れてるのかな?フィルムを入れないとダメなの?いやそんな事はないはず。
この時代のこのようなカメラに巻き上げで自動コッキングされる仕組み?
外から見る限りではかなり原始的にシャッターを切る仕組みっぽいのだけれど
肝心なシャッターが切れないとはショック。。。。もし修理になってもそれ程難しくなさそうだ。
シャッタータイマーはジジジィィィィとしっかり機能してます。

背面はこんな感じ
4.5×6と6x6の文字
フィルムの種類なのかな?
フィルムに感光しない赤色に着色された窓あります。
小窓は枚数のカウンターが見えるのかな?

見て確認できるのはこのレベルです(^^;
さて次はフィルム種類の入れ方を調べないとなんですが
シャッターも壊れてる疑惑があるのでこれは修理依頼がてら店の人の聞くのが手っ取り早い。
新宿に新規OPENした北村写真機店
にでも行ってみようかな。
早く試写したいなぁ。。。。。。